the Label Rafflesia
配信第二弾です。
元は「裏ソンナバナナ(懐かしいね)」としてはじまった。94年頃だったと思います。
かつての家があった阪急豊津にスタジオができた、ラッキー、で、そこに通い出したA Decade-IN FAKE~ソンナバナナのメンツ(北林純、友野修平、マルタニカズ )がそのスタジオのにいちゃん(のちのアンツ元木・中島らもの元義理の息子)を誘って始めた「15年後のnew wave band」。最初はミルクマンがペット吹いてたが、後にsaxの岡嶋直樹(今はサブローバンドのバンマスらしいよ、知らんけど)と交代。
new waveに対して凝り固まった印象を持ってる人には「これがnew wave?」かもね。ピート トーマスやスチュアート コープランドを彷彿とさせる北林純のドラミングも聴けるけど。もうその頃にはおれたちはいろんな音楽を知り過ぎてたから。そんなbaseで「その時代のnew wave」をやったらどーなる?そんな感じだったよ。
その前のソンナバナナ~パラボラスピンズの録音が大所帯でいろんな意味で大変だったから、身軽なcomboの録音はサクサク進んで楽しかったな。
選曲も自作他作問わず自由。雑食comboならではの、まあgenre分けもバカバカしいんだが、マリアッチあり、スコティッシュ トラッドあり、クルト ヴァイルあり、ルネッサンス(中世音楽)あり、モロnew waveあり。
「ロモンド湖」「賄賂」「chase in the dark」カッコいいよ。
「観覧車に乗って」表題曲「cvs cowboy」沁みるよ。
北林純の「片目でちんばのせむし女」、もうおっちゃん死んじゃったから「ここ」でしか聴けません。
突然の9拍子、アンツvsマルタニのG battle、一瞬マニアック化してもちゃんと戻ってくるのがおれたちのいいとこね。
山下正美によるジャケットデザインも秀逸。